美味しいものと旅行が大好き!!

タイトル通り、食と旅を中心に書いています。これから旅に出られる方に少しでもお役に立てる情報を提供できたらいいな~と思い、ホテル・現地グルメなどの情報を多数掲載しています。

湖心亭で悠久の時を感じて(上海 豫園)

1月で行った上海
その上海で最も有名な観光地といえる豫園を覗きに行ってみました。

以前は近くに公共交通機関がなかったので、地下鉄の駅からかなり歩かないと行けなかったんですが、2010年に開催された上海万博のおかげですぐ近くに地下鉄の駅ができたので、今はとっても行きやすくなりました。

この豫園駅からは、殆どの人が同じ方向に向って歩いて行きます。笑

中国の人にとってもここは外せないほど有名な観光地でもありますから、当然と言えば当然なんですが。笑

こちらの豫園、地元の人の間では10年ほど前まではこの辺り一体を『城隍廟』と言っていました。
というのも、すぐ近くに上海城隍廟(Shànghǎi Chénghuángmiào)というお寺があり、参拝者が沢山訪れてお祈りを奉げています。
f:id:dragonlady:20180316145328j:image
その北側に隣接するのが豫園で、元々は中国の役人が父親のために18年掛けて造営した庭園で、その後一度荒廃してしまいましたが、上海の有力者たちによって再建され、今では上海城隍廟の廟園(西園)となっています。
その豫園が再建されたのが乾隆25年(1760年)で、当時は今ある豫園商城のところまでが庭園になっていました。

その頃から連日多くの人が訪れるようになり、周りには徐々にお土産物を売るお店が増えていって、今のような賑やかな場所となりました。

私が中国にいた頃(もう十数年前ですが・・・)、この豫園に行くのにタクシーを利用したのですが、運転手に『豫園』と行っても全然伝わらず、むしろ『城隍廟』といえばすぐに分かってもらえるくらいでした。

ところが2010年に上海万博が開催されると同時に、市内には地下鉄が沢山走るようになり、ここ豫園の近くにも地下鉄10号線の豫園駅が開通しました。

その頃からこの辺りの呼び名が『城隍廟』よりも『豫園』の方が伝わりやすくなったのではと思います。

こちらが入口にある門
f:id:dragonlady:20180316144940j:image
門の横を通り、真直ぐ中に入って歩いて行きましょう。

右手にあるこちらはまるでデパートのようなお土産屋さん
f:id:dragonlady:20180316144956j:image
注目すべきはこちらの看板
f:id:dragonlady:20180316145006j:image
看板をよく見てください。(あっ、右彼左へ読みます)
『城隍廟第一購物中心』と書いてあります。この辺りが昔『城隍廟』と呼ばれていたことが看板に残っていますね。

ちにみにこのお店の通りを挟んだ反対側には、日本にも支店がある上海老飯店の本店があります。

さて、通りでこの看板を見つけたら左の路地へ入っていきましょう。
f:id:dragonlady:20180316145416j:image
よく観光ガイドに出てくる古い町並みを見ることができます。
f:id:dragonlady:20180316145033j:image
そして路地を突き当りまで進むと、小籠包で有名な南翔饅頭店の本店があります。
f:id:dragonlady:20180316145044j:image
こちらのお店、朝一からずーっと人が並んでいます。
f:id:dragonlady:20180316145101j:image
特に1階のお店はリーズナブルなので、とても人気です。
列はこの看板から右へ向って並んでいますので、食べたい方は並びましょう。

窓には蟹入り小籠包(12個入)が22元と書いてありますね~
f:id:dragonlady:20180316145111j:image
んんっ!?

また値上がりしている!!
ほんとここに来る度に値段が高くなっています。

十年以上前に初めて食べたときは、確か12個で8元でした。
そして2010年の万博の時には12元になっていました。

そして今は、なんと倍近い22元・・・。
それだけ上海の物価も上昇したと言うことなんですかねぇ。

こちらのお店、1階は確かにリーズナブルなんですがかなり並びます。
2階にも3階にもお店があるんですが、お勧めは3階の左手奥にあるところ
上へ奥へ進むごとに高くなるんですが、その分お味もアップグレードしますので是非行って見てください。
お値段、日本で食べるのとさほど差はありませんので、安心してくださいね~

アメブロの記事ですがよければこちらを参考にしてください。

ameblo.jp


さて、その南翔饅頭店の直ぐ近くにあるこちらのお菓子店
f:id:dragonlady:20180316145122j:image
右端の看板を見てみると、『乾隆始創1773』と書かれています。

前述しましたとおり、こちらのお庭が再建されたのが1760年ですから、それから13年後に創業したのも満更ウソではなさそうですね。

ということは、創業245年!!!

前置きが長くてすみません。
今回のブログのご紹介はこれからです(汗)

その南翔饅頭店の裏に池があり、その池には9曲がりの橋が掛かっています。
f:id:dragonlady:20180316145131j:image
9曲がりと言われるとおり、橋がジグザグに折れ曲がっています。
f:id:dragonlady:20180316145208j:image
これ、悪霊はまっすぐにしか進めないので、この橋を渡ることで悪霊退散ができるという言い伝えがあります。

その九曲橋の真ん中にあるのが、こちら
上海で最も古い歴史を持つ茶芸館、湖心亭
f:id:dragonlady:20180316145141j:image
こちらの2階にお茶をいただけるところがあります。

なんとこちらはイギリスのエリザベス女王もお見えになったことがあるそうです!

2階の様子はレトロでなかなか良い雰囲気
f:id:dragonlady:20180316150105j:image
折角なので奮発してよいお茶を頼んだら、お茶請けが沢山やってきた。笑
f:id:dragonlady:20180316145259j:image
左が西湖龍井茶、右が白毫銀針茶

ということで、お茶で乾杯です!
f:id:dragonlady:20180316145239j:image
お茶は写真にあるとおり急須でそれぞれやって来ますので、少し残してお湯を足せば何度でも美味しく頂くことができます。
もちろん、追加のお湯は無料です。

すごく高いお茶だけあって、何度注いでも美味しく頂くことができますね~
因みにお茶2客で約5,000円でした。(気合入れすぎた!)

写真のお茶請け(お菓子など)は無料ですが、注文するお茶の値段によって内容が変わってきます。

お茶はもっと安いものも沢山ありますので、気軽に行ってみてください。


湖心亭
上海市豫園路257号
営業時間 8:30-21:30
     土日は8:30-22:30